海外の劇場での失敗談でお茶を濁し、引っ張りまくっておきながらなかなか東京編は進行しなかったのには少々訳があります。 しんのじはしばらく次々と病を患い、12月に入ってからというもの、数週間ほど絶不調でありました。どうにか仕事に穴を開けないだけで…
あれはひどく暑かった今夏のある日のこと。坂井田真実子さま、貴女の声を初めて耳にしたのはわが職場の玄関ホールでありました。そこは僕が密かに「歌手殺し」と呼ぶ、悲惨なまでに音の響かない場所。貴女は、その華奢な体つきから信じられないほどの豊かな…
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